犬を飼っているといろいろな病気の予兆があります。
その中でも、「咳をするようになった」「咳が止まらない」などの原因から考えられる病気があります。
わかりやすい咳では、「かはっ」とか「かっ」などの症状があります。
ここでは、愛犬の咳について、特に「かはっ」「かっ」と言う咳についてご紹介します。
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1.犬の一般的な咳の原因について

ここでは犬の席のメカニズムについて、ご説明します。
人間もそうですが、犬が咳をしているからと言って必ず病気になっていると言うことではありません。
病気以外の咳の原因
- 喉に負荷がかかった
- 興奮して吠えすぎた
- 水を飲んだ
- 冷たい空気を吸い込んだ
など
咳の種類の中に「グゥーグゥー」と苦しそうにする、「逆咳」「逆くしゃみ」と言うものがあります。
これらのようなことが原因でも咳になることがあります。
またこれらの乾いた咳は、病的なものではなく、喉の違和感を解消するための犬による生理的な咳になります。
そのため、これらの症状から病気を疑う必要はありません。
咳が一時的なものではなく、治らない場合は動物病院での診察が必要になります。
2.愛犬の「かはっ」「かっ」と言う咳について

愛犬の咳の種類の中で、「かはっ」「かっ」と言う咳を見たことはありませんか。
この咳で、「かっかっ」と言う咳は、愛犬が喉に違和感を感じた時に生理的に発生する咳であることがあります。
しかし、「かはっ」と言う咳については、重大な病気が原因の可能性があります。
特に、中年齢・高年齢の愛犬の場合、「心臓病」や「気管虚脱」の可能性があります。
心臓病に関する記事
ドッグフード の中には穀物不使用のグレインフリーと言うものがあります。
これが、心臓病に悪影響を与える可能性があると言われています。
犬の腎臓病の中で最も発症する可能性が高いのが、「僧帽弁閉鎖不全症」になります。
2-1.心臓病による咳の様子の動画(YouTubeより)
YouTubeに、心臓病を発症している子の動画がありましたので、ここでご紹介いたします。
愛犬の咳の様子と当てはまるか、しっかりと確認してください。
「まろはるTV / maroharuさん」のYouTube動画です。
愛犬の咳の様子を撮影してくれています。
すごく参考になりますので、見てください。
少し「ヒーヒー」という呼吸音が入っているような咳です。
2-2.喉の炎症による咳の動画(YouTubeより)
飼い主から見ると、とても辛そうにしている咳なのですが、獣医さんからすると緊急性がないと判断されています。
翌日の診察では、喉の炎症ということでした。
「ライアンランド / 保護犬に幸せにしてもらった人間 自営業 アラフォー女子」さんのYouTube動画です。
何かが喉につかえているような咳です。
このような咳は、大きな病気の可能性は低いのですが、愛犬がこのような状況になってしまったら、冷静ではいられないですよね。
翌日、動物病院にみてもらい、大きな病気では無かったようです。
そんな中、とても参考になる動画を撮影してくださって、本当にありがたいことです。
3.「僧帽弁閉鎖不全症」が「かはっ」の原因になる

「僧帽弁閉鎖不全症」による初期段階は、無症状なことがほとんどです。
このため、早期発見が難しい病気です。
ですが、病気が進行すると、「かはっ」「かはっ」と
「喉に何かがつかえているような咳」が出るようになります。
この段階で、すぐに病院に連れて行ってあげることがとても大切です。
さらに病気が進行すると、「肺水腫」を発症します。
肺水腫により、
- 「呼吸困難」
- 「チアノーゼ」
チアノーゼとは:血の中の酸素が少なくなっている状態です。
チアノーゼの症状:皮膚や粘膜の色が青紫色に変色します。綺麗な赤・ピンクではない状態になります。
「かはっ」と言う咳と、チアノーゼの症状が出た場合、「僧帽弁閉鎖不全症」の可能性が高くなりますので、すぐに動物病院についれていくことをおすすめします。
愛犬が「かはっ」と言う咳をした時に考えられる病気が他にもあります。
「気管虚脱」
愛犬の咳には「かはっ」という咳以外にもあります。
3-2.その他の咳の原因「気管虚脱」
「気管虚脱」は、気管が潰れてしまう病気です。
これは飼い主さんでも想像しやすいと思いますが、気管が潰れて狭くなっているので咳が出てしまいます。
初期段階では、
- 喉に詰まったような咳
- 水を飲んだときにむせるような咳
など
病気が進行すると、
- 激しい運動
- 興奮した時
- リードを強く引っ張った時
など
これは、「がーがー」「ひゅーひゅー」という乾いた咳や、呼吸音がします。
さらに病気が進行すると、
- 呼吸困難
- チアノーゼ
など
ここまで進行すると、突然倒れることがあります。
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4.愛犬が「かはっ」と咳をした時の対処法

愛犬が咳をしている時は、その咳がどう言った咳なのかを確かめることが大切です。
これをしっかりと行えるようにすることで、すぐに動物病院についれていくことができ、病気の早期発見につながります。
4-1.愛犬の「咳」を確認する
咳の対処法ですが、大きな病気が原因の可能性もありますので、一時的なものでない場合は、動画を撮影し、動物病院で獣医師さんに見せて相談してください。
一番危険なのは、飼い主さんが勝手に判断することなので注意してくだしい。
4-2.愛犬の「呼吸」を整える
咳を起こしている時は、愛犬の呼吸を整えてあげてください。
愛犬の呼吸の整え方
- 愛犬の背中を撫でてあげる
- 愛犬の胸を撫でてあげる
- 気道に負担がかからないように抱き抱えてあげる
- 場所を移動してみる
など
それでも改善されない場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
4-3.愛犬の「口の中」を確認する
愛犬の「口の中に何か入っていないか」、「何かを食べてしまった形跡はないか」などを確認します。
愛犬が飲み込めるサイズのものがなくなっている場合は、飲み込んでしまっている可能性があります。
4-4.愛犬に「おやつ」「水」を与えてみる
おやつや水を与え、咳が治らないか様子を見てください。
ただし、咳により、嘔吐している場合は、何かを食べさせたり、飲ませたりすると、嘔吐を誘発する危険性がありますので、嘔吐をしている場合は、注意が必要です。
5.愛犬の「かはっ」という咳についてのまとめ

愛犬は人間同じように、をします。 「咳」
この咳の中には、病気とは関係のない、一時的なものもあります。
喉や気道に違和感を感じた時や、異物を飲み込んでしまった時などは、一時的に乾いた咳をすることがあります。
この場合は、一時的なものなので、病気が原因であることは考えにくいです。
しかし、「咳が止まらない」「嘔吐してしまう」などの症状が出た場合は、すぐに動物病院についれて行ってあげてください。
犬の咳の中で、「かはっ」という咳があります。
これの原因は、「僧帽弁閉鎖不全症」や「フィラリア症」などの心臓に関わる病気の可能性があります。
普段の生活のなかで、愛犬が咳をすることはよくありますが、しっかりと観察し、咳にの原因になっている病気を飼い主さんがすぐに見つけてあげることで、
病気の早期発見につながります。
ただし、飼い主さんだけの考えて病気を判別することはとても危険です。
咳の症状が続く場合や、ここでご説明した咳の場合は、すぐに動物病院についれて行ったあげてください。
その際は、咳の動画を一緒に持っていくことで、適切は診断が可能になりますので、普段の咳の様子を動画に撮っておくようにしましょう。
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