とても優れた運動能力と牧羊犬として活躍した程、とても賢い知能をもつ犬種です。
飼い主にとても従順で、色々な命令に従順に従います。
運動能力がとても高く、必要な運動量がとても多い犬種です。
世界一の頭脳と運動神経を持った犬種といっても良いでしょう。
1.「ボーダー・コリー」とは

- サイズ:中型犬
- 体 高:約53cm(メスは少し小さめになります)
- 体 重:14kgから22kg
- 価 格:15万円から25万円
- 原産国:イギリス(スコットランド)
- 皮毛色:ブラック&ホワイト(白と黒)、レッド&ホワイト、ブラック&タン、ブルーマールなど
他の犬種に比べて、皮毛色の種類は多種多様です。
1-1.「ボーダー・コリー」の飼いやすさ評価
- 状況判断
- 社会性・協調性
- 健康管理のしやすさ
- 初心者向き
- 友好的
- しつけのしやすさ
87点(100点満点)
とても賢く、社会性や協調性が高いため、とてもしつけがしやすい犬種です。
小型犬や中型犬の中では、飛び抜けて優秀な犬種です。
牧畜犬ということもあり、普段の生活の中でたくさんの運動量を必要とします。
運動ができる環境が整っていない場合は、飼うことが難しい犬種です。
初心者向けではありません。
1-2.「ボーダー・コリー」がかかりやすい病気
- 関節疾患(股関節形成不全、肘関節整形不全)
- 眼疾患
コリーアイ(視力障害や眼内出血、網膜剥離による失明の危険性あり) - 神経疾患
- 難聴
- 皮膚疾患
- グレーコリー症候群
1-2-1.「グレーコリー症候群」について
特定の皮毛のコリーに発祥する遺伝的な血液の病気です。
発症の可能性がある皮毛の色
- シルバーグレー
- チャコールグレー
- グレー
- ライトグレー
- シルバー
など
1-2-2.「グレーコリー症候群」の症状
- 発熱
- 角膜炎
- 食欲不信
- 関節痛
- 呼吸不全
- 下痢
などの症状が見られるようになります。
1-3.「ボーダー・コリー」のワンポイントアドバイス
お散歩の目安は、1日60分を2回程度必要とします。
時速5kmで歩いたとすると、約10kmの距離のお散歩を毎日必要としますので、とても初心者向きではないことがわかります。
また、愛犬か初心者ではなくても、この散歩量を毎日行うことは難しいので、飼う時はしっかりと自分の生活スタイルと合わせて検討することが大切です。
皮毛は長いのですが、トリミングは不要です、2から3日に1回程度、全身をブラッシングしてあげてください。
2.「ボーダー・コリー」の性格

とても賢いく、パーフェクト犬といえます。
- 無邪気
- 人懐っこい
- 優しい
- 明るい
- 我慢強い
- 好奇心旺盛
- 飼い主に従順
- 知性が高い
など
わかりやすい指示で接することで的確に行動してくれるようになります。
私が調べて中では、断トツにレベルの高い犬種です。
大概は、「飼いこい場合は、いたづらっこ」「優しい場合は、しつけを覚えるのが苦手」などで、ここまでパーフェクトな犬種はいません。
どの犬種も、短所と長所が合間ってとても個性がありますが、「ボーダー・コリー」はパーフェクトが特徴です。
3.「ボーダー・コリー」の特徴

牧畜犬(牧羊犬)としてとても有名な犬種の「ボーダー・コリー」ですが、そのイメージの通り、優れた「瞬発力」「跳躍力」を持つ特徴があります。それだけではなく、羊の群れを束ねるための判断力も優れており、とても優秀な犬種です。
性格や賢さを見ると、とても優秀なので、「飼いやすい犬種」だと思われがちですが、一般家庭で「ボーダー・コリー」が必要とする運動量を発散させてあげることはなかなか困難です。
毎日膨大な運動量が必要になるため、運動不足がすぐにストレスにつながってしまいます。
3-1.運動不足による影響
ボーダー・コリーは、優れた運動能力を持っているため、運動不足は大敵です。
- ストレスが溜まる
- 神経質になる
- 脱走する
- 不安定になる
これらの症状が出た時は、運動不足が原因の可能性があります。
フリスビーなどの大会など「スポーツ」を一緒に行いたい方にはとてもおすすめの犬種です。
また、毎日十分な時間のお散歩をしてあげることが大切になります。
3-2.熱中症に注意が必要
ボーダーコリーは、豊富な皮毛をまとっていることから、熱の発散が苦手です。
暖かい地域や夏の時期は熱中症に充分注意する必要があります。
夏の時期は室内でのお留守番にも注意が必要です。
エアコンなどをかけて対策してあげることが大切です。
3-3.「ボーダーコリー」の動画(YouTubeより)
ペットを飼いたい!のYouTube動画です。
犬種別にたくさんの動画を出されています。
ブログとは違い、実際の動きや表情がとてもわかりやすくおすすめです。
ボーダーコリーを飼おうか検討中の方は是非参考にしてみてください。
実際の動きなど、相乗以上にパワフルです。
「ボーダーコリーを勝って、15kg痩せた」なんていう人もいるくらいです。
4.「ボーダー・コリー」の歴史

スコットランドとイングランドの国境付近の「ノーザンバーランド」で生まれました。
国境で生まれたことが由来で、「ボーダー」と名前に入っていると言われています。
8世紀後半から11世紀にかけて、ヴァイキングがスカンディナヴィア半島からイギリスに持ち込まれました。
そこで働いていたトナカイ用の牧畜犬が「ボーダコリー」の発祥と言われています。
その後、イギリス在来犬種と交雑しながら牧羊犬としてイギリスの羊毛生産を支える働きをしていました。
5.「ボーダー・コリー」のまとめ

ボーダーコリーは、知能や運動神経にとても優れた犬種です。
これらに加えて、性格もとてもよく、一見初心者にも飼いやすいを思われがちですが、それは間違いです。
ボーダーコリーは牧羊犬として活躍していた歴史があります。
運動神経がとても良いことので、スポーツドッグとしてとても優れていますが、普段から多くの運動量を必要とするため、初心者が育てるのは難し犬種です。

運動不足はボーダーコリーにとっては大敵です。
- ストレスが溜まる。
- 神経質になる
- 不安定になる。
など、他の犬種よりも顕著に症状がでます。
フリスビーなどの大会に出場するなど、スポーツを一緒に行いたいからにはおすすめの犬種になります。