1.愛犬の毛並について

わんちゃんの体調を毛並みから推測することが出来ます。
わんちゃんの毛並みにツヤがない場合は、
健康が悪化していることがあります。
わんちゃんの体毛は、暑さや寒さから身を守るための役割があります。
わんちゃんの体調不良を早期発見するためにも、
日頃からの毛並みの状態をしっかりと把握し注意することが大切です。
ここでは、わんちゃんの毛並みの悪化の原因や毛並みのツヤの改善について、ご紹介いたします。
2.愛犬の毛並みが悪化する原因

わんちゃんの体を守っている体毛の主成分はタンパク質になります。
わんちゃんの体毛を維持している栄養素
- タンパク質
- オメガ脂肪酸
- ビタミンA
- ビタミンE
2-1.タンパク質の重要性
タンパク質の働き
- 血液
- 筋肉
- 内臓などの様々な部位の補修
- 体毛(最後に供給される)
など
わんちゃんの体毛のツヤの衰えやパサつきは、
タンパク質の不足が原因になります。
体内に吸収されたタンパク質は、必要な箇所に栄養として供給され、
最後に体毛に供給されます。
ということは、
毛並みが悪いわんちゃんは、体内の異常の補修に大量のタンパク質を消費しているため、体毛まで栄養が届いていないことになります。
愛犬の毛並みの健康を維持するには、
高タンパクなドッグフードやササミなどの鶏肉を餌に加えてあげることをお勧めします。
また、タンパク質ならなんでも良いというわけではなく、
ここでは「動物性タンパク質」を言います。
最近では、お肉を使った手作りのご飯を作らなくても、
「低脂肪」「低カロリー」で
良質の動物性タンパク質を多く含んだドッグフードがあります。
愛犬の健康に合わせて、適切なご飯を考えてあげましょう。
3.オメガ脂肪酸の働き

このオメガ脂肪酸は愛犬の皮膚や体毛の健康維持に必要不可欠な栄養素になります。
必須アミノ酸は2種類あります。
オメガ脂肪酸の種類
- オメガ-3脂肪酸
- オメガ-6脂肪酸
このオメガ脂肪酸はわんちゃんの体内では作り出すことが出来ない栄養素な為、毎日の愛犬の食事から与える必要があります。
オメガ脂肪酸は、2種類をバランスよくとる必要があります。
ドッグフードの成分票を確認し、偏った栄養の摂取にならない様に気をつけることをおすすめします。
また、足りない場合は、サプリメントで補うなどの工夫が必要になります。
4.毛並みの悪化はビタミン不足

毛並みの改善に必要なビタミン
- ビタミンA
- ビタミンE
- ビタミンB群(ビオチン)
このビタミンが不足すると愛犬の毛並みの悪化してしまします。
ビタミンは愛犬の皮膚と毛並みの健康と保つための重要な栄養素になります。
また、「ビオチン」については、体内の「タンパク質」の働きを助けると言われています。
この様なビタミンは、日々のご飯から体内に取り入れることが大切ですが、どうしても日々の食事からでは不足がちになる場合があるので、サプリメントなどを利用して補うことが大切です。
また、ビタミンの補給にはレバーが最適だと言われています。
5.毛並み改善のまとめ

愛犬の体毛には、寒さや暑さなどから愛犬の体を守る大切な役割があります。
ですが、栄養素の不足により、体毛の悪化がみられる場合があります。
愛犬の体調が悪い場合は、ドッグフードから取り入れている栄養素が、体調不良の改善や不具合があるの部分の修復に消費されてしまうため、体毛まで栄養が届かなくなります。
このことから、毛並みの異常は、
愛犬の体調の異常を疑うことが出来ます。
オメガ脂肪酸やビタミンを愛犬の皮膚や体毛の健康維持に必要不可欠な栄養素になります。ですが、わんちゃんの体内で作り出すことが出来ないものもあるため、ドッグフードやサプリメントから栄養を取り入れることが大切です。
ビタミンB群のビオチンについては、
タンパク質の吸収を助ける効果があります。
体毛や皮膚の健康維持のためには、バランスよく栄養をとることが大切なことになりますので、覚えておいてください。
最近のドッグフードは高タンパク、穀物不使用(グレインフリー)で人間が食べる食材と同じものを使用して作られているものもあります。
愛犬は家族です。
体は小さくてもじゃもじゃの毛が生えていますが、大切な家族です。
ですから、日頃のスキンシップと合わせて、高品質なドッグフードを食べさせてあげることをおすすめします。