わんちゃんの避妊手術は成功しても、術後のわんちゃんの体調にいろいろな変化が出てきます。
全く出ないわんちゃんもいれば、そうでないわんちゃんもいます。
ここでは、手術ごの変化の中で、食欲の変化についてご説明いたします。
また、愛犬ニーナの手術後の様子と食べし渋りの対処法を体験談からご紹介します。
1.愛犬の避妊手術

避妊手術は多くのわんちゃんが受ける手術なので、少し軽く考えてしまいがちです。
手術の内容
- 全身麻酔
- お腹を切って開ける
- 子宮を切除(睾丸を摘出)
- 傷口の縫合
- 1日の入院(動物病院による)
- 帰宅後絆創膏とエリザベスカラーなどの装着(3週間程度)
など
手術の内容を人間で考えると、大手術ですよね!
獣医師さんを尊敬します!
ですから、わんちゃんの体や精神的な面で影響があることはごく自然のことです。
精神的な面でもストレスを感じて当然です。
1-1.「体験談」私の家族の愛犬ニーナ(キャバリア)の場合
1歳の時に手術を受けました。
私自身、いろいろと迷いました。
子供を産む予定はなかったのですが、健康な体にメスを入れることに「かわいそう」をいう感情がありました。
いろいろと調べてみたのですが、避妊手術には、メリットがあり、
手術により今後の発病のリスクがある病気を未然に予防することができるということです。
愛犬ニーナの場合は、手術後、1日入院し翌日お迎えに行きました。
特に変わった様子もなく元気な感じで退院しました。
雰囲気の変化はあまり感じませんでしたが、一時的に食欲がなくなる時期がありました。
ご飯が大好きだったニーナが、
ドッグフードの匂いを嗅いだ瞬間に、そっぽを向く日々が続きました。
もともと体重がちょっと多めだったので、
食べなければドッグフードをすぐ片付ける方法と、
ドッグフードにヨーグルトを入れる方法(味変)で、 食欲が回復しました。
今では、食欲旺盛すぎてびっくりですw
2.愛犬の避妊手術による食欲不振

わんちゃんの避妊手術はとても大きな手術です。
帰宅後も傷を舐めない様にするための創膏とエリザベスカラーなどの装着で、
わんちゃんのストレスはMAXな可能性もあります。
ですから、食欲がなるなってしまうくらいのことはごく自然なことです。
3日程度の間、わんちゃんの食欲を確認してそれでも全く食べてくれない様であれば、
手術を受けた動物病院に相談してみてください。
2-1.避妊手術による食欲不振による問題点
手術後の食欲不振は1から3日程度であれば、ごく自然なことです。
ですが、手術後は、体内の傷を治すために大量のタンパク質などの栄養素が必要になります。
少しづつでも良いので、食べさせてあげてください。
ささみなどの高タンパクな食材を小さくちぎってあげるなど、工夫をしてみると良いでしょう。
また、普段の食生活からしっかりと高タンパクの食べ物を食べておくことで手術に耐えられる健康な身体を作ることができます。
手術の受ける前の愛犬の体調もしっかりと確認し獣医師さんに相談してください。
食欲不振なわんちゃんの対処法については、こちらで紹介しています。
また、愛犬の食いつきを改善するドッグフードなども販売されていますので、試してみるのも良いでしょう。
2-2.一般的な食べ渋りの解決方
愛犬の食べ渋りの原因はいろいろとあります。
一般的には、愛犬の野生の本能を呼び覚ます方法が効果的です。
2-2-1.わんちゃんもご先祖は狼!
わんちゃんのいろいろな行動に狼のころの習性が残っています。
この食べ渋り改善方法はこの習性を利用します。
野生の動物は食べれるときにご飯を食べるのが当たり前です。
目の前にご飯があるのに食べないということは考えにくいです。
しかし、人間と共に生活をしてきたわんちゃんは、「あきちゃったもん」「もっとお肉が食べたい」「違うものが食べたい」などわがままを起こすことがあります。
こういった場合によるわんちゃんの食べ渋りの場合は、
- ご飯の時間にご飯をあげる!
- 食べなかったら片付ける!
これを繰り返します。
次第に空腹が限界になり、野生の本能が出てきます。
空腹が高まるとわんちゃんはご飯を食べ始めてくれるという方法です。
わがままによる食べ渋りの場合、食べないからとだらだらとご飯を出しぱなしにしていたり、いつでも食べれる状態にしたり、いろいろな人間の食べ物を与えたりすることは「控える」ことをお勧めします。
わんちゃんが食べなければもっと美味しいものが出てくると思い込んでしまします。
愛犬家のみなさんはよくわかっていると思いますが、わんちゃんはとっても頭がいいのですよ!
3.避妊手術による食欲不振のまとめ

避妊手術を受けるわんちゃんは多くいますので、避妊手術に対する考えた少し軽くなっている場合がありますが、実際には大きな手術をしています。
ですから、
愛犬の体調面や精神面に大きく影響することはごく自然なことです。1から3日程度ご飯を食べない状態が続くことはあるでしょう。
しかし、ずっとご飯と食べないようだと栄養が体内に不足しますので、すぐに獣医さんに相談してください。
愛犬の食欲不振は、手術のストレスや体調の変化によるものだと考えられますが、だからと行って食べないわけには行きません。
手術により傷ついた身体を回復させるには、良質なタンパク質といろいろな栄養素をしっかりととる必要があります。
飼い主さんはいろいろと工夫して、少しでもわんちゃんに食べさせてあげてください。
湯がいたささみや普段のドッグブードにヨーグルトを混ぜるなど、いろいろな工夫をしてあげましょう。
体験談
愛犬ニーナの場合、ご飯を食べない時はすぐにドッグフードを片付けて、ご飯の時間にはドッグフードにヨーグルトを乗せて与えることで解決しました。
また、少食のわんちゃんには高タンパクなドッグフードをおすすめします。
愛犬は家族の一員です。
良質なドッグフードは少しお金がかかりますが、大切な愛犬のなら安いものですよね。