【犬を飼うデメリット】後悔！？犬には毛が抜ける子、抜けない子がいます！毛のお手入れがとても大変！

犬を飼うと、飼い主さんが必ずと言っていいほど悩まれるのが愛犬の抜け毛問題です。

特に換毛期になると犬の抜け毛は想像以上に多くなり、部屋中が毛まみれになるほどです。

「こんなに毛が抜けると思ってなかった。」「掃除が大変だ。」

日本では、こんな理由で愛犬を手放す人もいます。

このような自分勝手な理由で不幸な思いをする犬を減らすためにも、今回は犬の抜け毛について解説していきます。

ぜひ、犬をお迎えする際の参考にしてみてくださいね！

ただし、ここで不安を感じた場合は、絶対に犬を飼わない！諦めてください！

犬の抜け毛問題とトリミング問題

まずは「犬の抜け毛問題」と「トリミング問題」についてお話していきます。

これから犬を飼いたいと考えているのであれば、抜け毛やトリミングについては大きな問題となることでしょう。

ここではそれらを、しっかりとチェックしておきましょう！

犬の抜け毛が全くない子はいない！

犬に全く毛が抜けない子はいません。

日本でも大人気犬種の「トイ・プードル」は、毛が抜けないと認知している方も多いでしょう。

しかし、厳密に言うと「毛が抜けにくい」だけで、抜けているのです。

毛が多く抜ける犬種は、抱っこしただけで服が毛だらけになってしまいます。しかし、毛が抜けにくいと言われている犬種の場合は、抱っこした程度では毛は抜けません。

ただ、日常生活の中で少しずつですが抜けているのです。

良くペットショップで聞くのが「全く抜け毛が無い子がほしいです。どの子が抜けないですか？」「トイ・プードルが欲しい。抜け毛がないんでしょ？」などという質問です。

「全く抜け毛がない子が欲しい」「この犬種は毛が抜けないって聞いたからこの犬種が欲しい」という考えの場合は、そもそも全く抜け毛のない犬種はいないので犬を飼うのは難しいでしょう。

「この時点で、驚いているようでは、犬を飼うのは諦めるべきです。」

犬のトリミング料金は人間のカット料金の倍かかる！

犬種	シャンプー&トリミング料金	シャンプーのみ
トイ・プードル	7,000円前後	5,000円前後
ダックスフンド	5,000円前後	3,000円前後
チワワ	5,000円前後	3,000円前後
マルチーズ	6,000円前後	4,000円前後
柴犬	－	6,000円前後
ゴールデン・レトリバー	10,000円前後	8,000円前後
ボーダーコリー	9,000円前後	7,000円前後

上記は人気犬種のトリミング・シャンプー料金をまとめています。
お店により前後しますが、このぐらいの金額がかかります。

料金はトリミングサロンによって違いますのでおよその料金を記載していますが、見ての通り人間が髪の毛をカットするときにかかる費用の倍ほど必要となります。

犬を飼育している方の中には自分のサロン代金を抑えてまで、毎月愛犬のトリミングに通っている人もいます。

カットやシャンプーを怠ると愛犬は不潔になり、不潔な状態を長く続けていれば病気にもなってしまいます。

病気になると病気の治療費はトリミング料金以上にかかる事もあります。

実際に私がペットショップで働いていたときのお話ですが、トリミング料金表を見せたら「え！こんなに高いの！？」とびっくりされることが多かったです。

そのペットショップの料金が特別高いわけではなかったのですが、やはりトリミング料金が高いと感じる方はかなり多いです。

このタイミングで、「こんなにお金がかかるの？」と思い、戸惑った人は、犬を飼うべきではありません。

<h3>犬のトリミングは毎月必要</h3>

頻繁にトリミングが必要な「トイ・プードル」や「マルチーズ」の場合、毎月のトリミングが必要になるということを覚えておきましょう。

また、カットが必須でない「ダックスフンド」や「チワワ」の場合でも、シャンプーは最低でも月に1度は必要です。

シャンプーのみでも、小型犬であれば3,000円前後、中型犬～大型犬であれば5,000円以上は必要となります。

犬にかかるトリミングの料金を生涯に換算すると数百万！

犬にかかるトリミング料金は、生涯に換算すると数百万円はかかります。

たとえば、抜け毛の少ないトイ・プードルの平均寿命は12～15歳と言われているので、15年生きたとしましょう。

すると、1年にかかるトリミング料金は【約84,000円】生涯かかるトリミング料金は【約1,260,000円】となります。

しかも犬に毎月かかるお金はトリミング料金だけではありません。食費や病院代など生涯かかる費用は300万円以上と言われています。

犬を飼う場合は、購入する際の費用だけではなく生涯かかる費用までも覚悟してお迎えをしましょう。

犬を飼ったことを後悔する可能性

綺麗好きの人が犬を飼うと後悔する可能性が高いです。

犬を飼えば部屋は必ず汚れてしまいます。

抜け毛はもちろんですが、犬もフケは出るのでフケが床に落ちる事もあります。その他にも「うんち」や「おしっこ」もします。

たとえ、おしっこをペットシーツの上できちんとする子だとしても、その都度ペットシーツを変えなければ、次におしっこをするときに前回のおしっこを踏んでしまう事もあります。

おしっこを踏んだ足でその辺をウロウロするのですから、当然床は不衛生になります。
そのまま絨毯の上を走り回るなんて、当たり前！
また、お尻周りなどの毛には、おしっこやうんちが必ずこびり着きます！

また、抜け毛の問題ですが、中にはブラッシングは嫌がる子もいます。

そのような子にはしつけが必要ですが、しつけをせずに放っておくと生涯ブラッシングをさせてくれない子に育ってしまいます。

そうすると、「A抜け毛問題はもちろん毛玉ができたり、皮膚の通気性が悪くなり「皮膚病」を発症してしまう恐れもあります。

このような事から、潔癖症の人や綺麗好きな人は犬を飼うと後悔する可能性が高いです。
極端な話、愛犬のうんちくらい素手で掴めるくらいのズボラさがないと、犬をストレスなく飼うのは無理です。
かわいい反面、何かしらのストレスを与えてきます。

面倒くさがりな人【やらなくてはいけないことでも後回し】

面倒くさがりな人も、犬を飼うと後悔する可能性が高いです。

まず、犬を飼うのであれば「しつけ」は必須です。

しつけはかなり面倒くさいです。1度で覚えてくれませんし、トイレトレーニングや無駄吠えのトレーニングは根気強さが必要となります。

とにかく、小さなことの積み重ねで、やっとしつけが成立します。
よく、怒鳴りつけるなどの方法をしつけに取り入れる人がいますが、それは、怯えさせているだけで、しつけではありません。
力でねじ伏せるようなしつけをイメージされている方は、犬を飼う資格はありません。

次にお手入れやお散歩です。

抜け毛がある子はもちろん抜け毛が少ない子でも、「毛玉防止」や「健康維持」のために毎日のブラッシングが必要ですし、小型犬でも毎日のお散歩は必要です。

このように、毎日愛犬のための時間を作らなければいけません。

掃除が苦手

犬を飼うと、毎日のお掃除は欠かせません。掃除が苦手な場合は後悔する可能性が非常に高いです。

まず、排泄物はこまめに掃除しなければいけませんし、お部屋も汚れるので頻繁な掃除が必要です。特に、ペットシートですが、一度おしっこをしたペットシートではおしっこをしない子もいますので、まだ全然使える状態でも交換が必要な場合があります。

抜け毛がある子をお迎えすれば、毎日数回の掃除機は欠かせないほど部屋が毛だらけになってしまいます。

ちなみに私はダックスフンドを飼育していますが、1日最低でも2回は掃除機をかけます。特に換毛期になると、1日に何度も掃除機をかけても床は抜け毛だらけになりますよ。
ハンディータイプの小型の掃除機だとゴミのタンクが毛ですぐにいっぱいになります。

また、犬の抜け毛により、飼い主やお子さんがアレルギーになる可能性もあります。

お金がない【自分にかけることができるお金が減ります】

お金がない・稼ぎが少ない人が犬を飼えば当然後悔するでしょう。

上記でも紹介している通り、犬の健康を維持するためにはトリミング料金は毎月必要となります。

トリミングを怠れば、愛犬の体は毛玉まみれになり皮膚にはフケ・ホコリなどの汚れが溜まったままになります。

そのような不衛生な状態を放置していると、当然強いニオイが発生するほか、皮膚病にかかりやすくなってしまいます。特に、下腹部は排泄物の臭いが強く残る場所です。

皮膚病になると、皮膚病を治療するための病院代もかかってしまいます。

毎月のドッグフードはもちろんペットシーツやその他消耗品、年に1度のワクチンや健康診断の費用などももちろん必要です。

「犬を購入する費用を払ったらおしまい」では無いことを覚えておいて下さい。

まとめ

• 抜け毛がない子はいない
• 犬のトリミング料金は人間にかかるカット料金よりも高い
• 綺麗好きや掃除が苦手、お金がない人は犬を飼うと後悔する可能性が高い

今回は犬の抜け毛やトリミング問題、そして飼うと後悔する可能性についてお話しました。

ペットショップなどでは「かわいい！」という気持ちだけで衝動買いをしてしまう人が後を経ちません。

実際に連れて帰って「お金がかかる」「手間がかかる」と、飼ったことに後悔する人も少なくはありません。

犬を飼う＝最期まで責任を持って飼育することです。

「可愛い」「犬が好き」という安易な気持ちだけでは、犬を飼うことはできないという事を覚えておいてくださいね。